本書との出合い
この本と出合ったのは、蔦屋書店(TSUTAYA)。
ライフスタイルや節約などのコーナーだったと思う。
ミニマリストなどの本「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」(佐々木 典士)などを一通り読んで、
次なる新しいミニマリスト系の本はないかと
軽い気持ちで棚に目を通していた時に見つけました。
「もう新品は買うな!」
おいおいおい。
この本も新品になるけど、どうするんだ!?
買わなくて、いいのか!?
と速攻思いました。
本書の内容・ファーストインパクト
とりあえず、気になったのでパラパラと立ち読みしたところ、
- お金の使いどころ、使い方ひとつで差がつく若者のライフスタイル
- 新品40万円の腕時計よりも中古40万円の腕時計を買え!
- 俺の持っている家具は全部中古品だぜ!
……という内容が目に飛び込んできました。
おおー、極論を語ってらっしゃる。
これは面白そうかもしれない!(いろんな意味で)
改めて表紙を見たところ、
表紙のオシャレっぽい写真は筆者の住まいのようで、小さく注釈がついていました。
「※ここにあるモノはすべて中古品です」
さらに帯に端的に本の内容がズパッと書かれていました。
「新しい消費とは、価値ある中古を見抜いて買うこと」
「他人に売れないようなモノを買うのはもうやめよう!」
裏表紙側の帯にはさらに購買意欲をそそる?ような文言が。
「借金7000万円を返済した著者が提案する『お金を増やす』新・消費法」
「中古品にこそ価値あるモノが眠っている!」
「安い新品には必ずワケがあると疑え!」
「一生モノだと意気込んで腕時計を買うな!」
「決算セールで新車を買うより中古車を買うべし!」
「家の中を中古の高級家具で揃えてみよう!」
「これから中古品の流通が活発化する!etc.」
この本は、お金の使い方に関しての本だろうか?物の価値観の話だろうか?
借金で苦労されたようだけど、どんな人物が書いたんだろう?
と思ってカバーのそで部分を見てみると
「日本初の腕時計投資家」の文字。
ざっと目を通すとお金持ちの家庭で育ち、中高校生あたりからビジネスを始めていた旨の経歴が。
というか筆者の写真が、お笑い芸人・平成ノブシコブシの吉村崇(よしむらたかし)に似ていると思ってしまいました、なんかごめんなさい。
興味が湧いたものの、速攻で買う気にはなれなくて、保留という形でその場を離れました。
ひととおりウインドウショッピングならぬ、
ウインドウ読書(要は立ち読み&書店の雰囲気堪能)しまして
その場では即購入しませんでした。
だって、「新品は買うな!」っていうし。
本書の簡単な概要とか
帰宅した後に、再考しました。
あの本、どうする?
読んではみたいのだけれども
「新品は買うな!」っていうし。
私は3つほど、選択肢を思いつきました。
- 「新品は買うな!」っていうから、図書館で借りる
- 「新品は買うな!」っていうから中古で買う
- 「新品は買うな!」っていうけど新品で買う
図書館で借りる、が一番合理的のように思えました。
だって「新品は買うな!」のほかに
「他人に売れないようなモノを買うのはもうやめよう!」
って書いてあったんですよ!帯に。
「他人に売れるかどうか」の判断をどうしたものか。
読んでみないことには分からないような気もしますが。
どの選択肢を取るにしても、書籍の基本情報を知らないとどうにもならないので
簡単に、今後読む楽しみを削がない程度にとどめて、
書籍について、Amazone検索をしました。
筆者:斉藤 由貴生(さいとう ゆきお)
出版:扶桑社
定価:本体1200円+税=1296円
発行日:2016年12月13日
補足事項:
アマゾンのレビュー評価:星2個(レビュー6件)
アマゾンの中古価格:694円(送料別)~
楽天市場の中古価格:898円(送料別)~
(2017年7月30日現在)
詳細は本を読んでからのお楽しみにしたかったので、
上記の内容だけに留めました。
扶桑社といえば、
最近では漫画「孤独のグルメ」。
「フジ系」、雑誌「ELLE」(エッセ)のイメージがあります。
個人的に最近読んで面白かった「最速でおしゃれに見せる方法」(MB・著)も扶桑社。
そして本書は出版されてまだ1年経っていない様子。
改めていうと、この本は棚から見つけた1冊で、平積みはされていませんでした。
発売日から半年以上経過しているので、まあそういうモノでしょうか。
レビューの件数や星の微妙な感じも気になりますが
先入観なしで読みたいので
このへんは読んでからのお楽しみにしたいところ。
中古価格が最低694円、ざっくり半額程度からというのも妥当なように思います。
このタイプの本だと、出版年月日から日が浅い上に需要と供給のバランスが整っている
(勝手な憶測ですが、売る人も買う人も少ない?)
からのように思います。
同じ価格帯の「断捨離」はブーム真っ只中の際には
定価・税込1296円に対してブックオフなどの中古店頭価格は800円程度だったのを記憶しています。
現在では200円程度(アマゾンは約40円~)。
ブームが下火になったとともに需要過多になっているようです。
私の最終判断は……
さてさて。
私の中では「読むぞ!」ということは決定しました。
でも
「新品は買うな!」っていうし。
「他人に売れないようなモノを買うのはもうやめよう!」っていうし。
なので、
第一希望「借りる」
第二希望「中古を買う」
にしました。
第一希望「図書館から借りる」
まずは最寄りの図書館で借りられるかどうかを調べました。
結果、ありませんでした。
なんでだよ!
(もしくはバイキング小峠風に)
ついでに、全国的にどうなのかと思いまして
日本最大の図書館検索サイト
カーリルで調べてみたよ!
カーリルについての詳しいサイトはこちら↓
47都道府県分をポチポチ押して、小計を出したところ。
「もう新品を買うな!」を貸し出ししている図書館は
全国で93館という結果。
平均して都道府県内に置いてある図書館が2館あるかないか。
というか、東京都だけで4分の1程度、24館を占めていて、0館だった県が多かった!
「もう新品は買うな!」は地方に弱い。
客観的に比べやすくするために、他の本でも調べてみました。
東京都のみの館数だけど。
最近書店でじわじわと人気が出ている様子の
「貯められる人は、超シンプル」104館
一大ブームを起こした
「フランス人は10着しか服を持たない」369館
ミニマリストの筆頭
「ぼくたちに、もうモノは必要ない」293館
……比べると、少数派というのが分かる結果です。
借りられるのが、奇跡。
そして少し気になったことが。
「もう新品は買うな!」の都道府県別の件数について。
埼玉県(人口約730万人)が7館おいてあるのに
神奈川県(人口約915万人)1館のみ。
図書館数の違い?検索ベース登録がおかしいのか?
蔵書は図書館員のセンスと住民要望次第でどうにでもなるんだけれども……
(出版社のセールスとかはどうなんだろ?)
比較対象として「ぼくたちに、もうモノは……」だと、
前述の通り、東京は293館で
埼玉県が99館。
神奈川県が98館。
ほぼ同数。
話題の本だとこうなるから、選書の偏り=県民性?といえそうなんだけれども。
このあたりは……まあ、あとは深く考えまい。
検索サイトも詳しく調べる必要性も出てくるし。
第二希望「中古で買う」
もうね、こうなったら、中古で、買うしかないじゃない?
ってことで、より安く、より良く買うために調べてみたところ
最安値だったのがフリマアプリ。
送料込みでアマゾンより安かったので購入に踏み切りました。
(メルカリ、フリルなど……フリマアプリに関しては「もう新品は買うな!」にも記述はあるのだろうか?)
いやー、本に書いてあることを素直に行動・実行するって、意外とない、できないじゃないですか?
そういう意味では、この本は私に即行動・即実行をさせてくれた素晴らしい本でもあります。
以上「もう新品は買うな!」っていう本を中古で買ったというプロローグでした。
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