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目次からみる「もう新品は買うな!」

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目次の重要性はどれくらい?

実用書・ビジネス書や啓発本に関して言えば

「まずは目次を見よ!」という読書スタイルを推していることが多いです。

「目次読書法」なんてあるくらい。

 

逆に「目次を先読みしないこと!」を説いている読書人もいます。

そもそもこの方は

「1回目は読み込まない、考えない、文字を見ることに集中してざっと目を通す」

「2回目以降から、自分の欲しい情報にフォーカスしながら読む」

ということを推奨しています。

これは読書が苦手な方=「見る」「考える」の同時進行が苦手であると考えての方法のようです。

 

どちらも間違いではなく、

 

  • 読む書籍の中身
  • 自分自身の読書レベル
  • 本を読む目的

 

これによって、目次をじっくり「読む」べきかどうかが分かれます。

  

目次は「案内地図」

 

目次を「読む」ことのメリットは主に3つ

 

・速読

・本全体の把握

・記憶や知識の定着

 

 

この3つは連動していて、

 

「自分の目的とする読書の方法に、最短で行き着くかどうか」

 

ということに共通している。

 

読書はいわば「思考と知識の旅行」ともいえる。

 

旅行は「ビジネス的な出張」なのか、「娯楽的な旅行」なのか。

出張だったらピンポイントで目的地に行かなければならないし、

楽しむための旅行だったら、ツアーに参加してもよし、お目当ての場所だけ見てもよし、自由に寄り道してもよし。

  

実用書・ビジネス書の良し悪しを決めるための指針が

「目次」といわれることもしばしば。

 

 

本書の読む目的=カテゴリー的には、どれ?

目次は読書の道しるべ!

 

というわけで、本を読む目的を決めることで

目次の味方、注目度も変わってきます。

 

そして、読書の目的は上記でも示した通りですが

概ねカテゴリーと同期しているように思います。

 

・実用書とかビジネス書などの学習要素

・小説など娯楽要素が高いもの

 

私はこの本をどちらかといえば「趣味」とか「ネタ」要素で読むわけですが

……いやもちろん、学ぶべきところは学んで、実践していきたいと思ってますよ!

でも、このようにブログで発信していること自体からして、ねえ。

 

この本がどのような形で読まれそうなのか、カテゴリーを確認してみたいと思います。

 

 

【アマゾン】 

ビジネス・経済

暮らし・健康・子育て

社会・政治

 

楽天ブックス

小説・エッセイ>その他

 

紀伊國屋書店ウェブストア】

ビジネス>マネープラン>マネープラン一般

 

TSUTAYAオンラインショッピング】

生活実用>ハウジング・インテリア>ホームキーピング

 

 

……マジすか、TSUTAYA

 

楽天のざっくりした分類は分からなくもないとして、

ホームキーピング!?

まさかここまで各書店の色が出てくるとは思いもしませんでした。

 

はっきり言えるのは「マネー系」としての存在意義が大きそうです。

実用系の、さらに何系に分かれるかは書店次第といえます。

 

  

目次についてあれこれ

 

では!実際の目次について見てみます。

 ここでは「もう新品は買うな!」の具体的な中身、本編は一切関係なく

目次のみの情報から読み取れるものをあれこれ綴っていくので

各章の考察やレビュー記事と矛盾するところがワンサカ出てくるかもしれない。

 

要は見出しのインスピレーションのみでアレコレ語ることで

今後、詳細を読んでいった時により楽しもうぜ!

って感じのノリです。

ある意味ネタでいうところの前振りです。

 

このブログの個性だと思って、楽しんでもらえたらいいな、と都合よく思っています。

都合良い思考は武器にもなる。

 

目次の概要 

はじめに

第1章 買い物に消耗されてしまう不幸(7節)

第2章 豊かな暮らしは収入に左右されない(5節)

第3章 消費はあなたを成長させるゲームだ(6節)

第4章 価値あるモノは中古に眠っている(4節)

第5章 売れる中古品はこれだ!(12節)

第6章 これから中古市場に革命が起きる!(6節)

おわりに

 

(引用:「もう新品は買うな!」斉藤由貴生)

 

 

 

 

目次のボリュームは妥当

 

目次のみで6ページを使用。

章節も多く、かなりのボリュームに見えますが、総ページ数は190と200に届かず。

一般的な単行本サイズで、18.6 x 12.8 x 1.8 cm。

特段文字や行間が大きいわけではない。

ビジネス書・ライフスタイル系・自己啓発系によくある感じだな、というのが第一印象です。

イマドキっぽいともいえるけれども、私の手元にあるドラッカーの「経営者の条件」

 

http://www.diamond.co.jp/book/9784478300749.html

 

1ページあたりの文字数、ページ数(234ページ)、本自体の厚みもドラッカーの方が多いものの、章の項目数などはほぼ同じボリューム。

古今問わず、書籍のセオリーなのかも。

 

 

目次はPREP法と起結承転系の混合型?

 

ビジネス書によくある形態と思いました。

ちなみに「PREP法」や起承転結ならぬ「起結承転」についてはこちら

http://sharetube.jp/article/4445/

「起承転結」よりも「起結承転」の方が文章として分かりやすい―最初に問題と結論をセットで伝える|「マイナビウーマン」

 

タイトル等でズバッと結論を提示。

不安と衝撃を与えるような内容にはじまり、

その根拠や理由づけが書かれて、

具体的な方法論や実践法が説明されている。

最後に今後の見通しのような見出し。

 

節の小見出しは掲載を割愛していますが

おおまかな流れはこんな感じに捉えられます。

冒頭から順序良く読んでも、自分に必要な箇所から読んでも

特に困らない、読みやすい王道の構成かと思いました。

 

 

 

目次の印象はウマイ話すぎて胡散臭いかも

 

特に第5章「売れる中古品はこれだ!」の、「これだ」感が胡散臭い印象がする。

ほかの章に比べて節が多いのも特徴。

 

第5章 売れる中古品はこれだ!

 〔腕時計〕中古の60万円の時計が120万円の価値になる

 〔腕時計〕新品40万円のオメガより中古40万円のロレックスを買え

 高価な商品を「一生モノ」だと意気込んで買うから失敗する

 〔車〕決算セールで安い新車を買うより中古車が断然お得

 〔車〕中古のロールスロイスが実質10万円で乗れることもある

 〔車〕1年乗っても10万円の利益を出したレパードJ.フェリー

 〔オーディオ〕100万円する高級品が中古なら15万円で買える

 〔家具〕いいモノに囲まれた生活をすると住む人の志も高まる

 〔家具〕高級品と安価品でメリハリをつけた部屋作りをする

 

 

 

セールスや広告の基本的な手法「具体的な数字を出せば説得力が増す」くらいは、読者も百も承知。

あと目次を見ている限りだと、中古品を買った成功例ばかりで失敗例がなさそうにみえる。

そのあたりもウマイ話にはナントカーーという感が否めない。

 

ただこれが逆に興味を唆らせる要因になっているかも……。

読み手を引き込む文章の書き方。 | コピーライティング至上主義者の会

 

 

目次の中で特に印象的だった小見出し

 

同じ給料なのに、なぜあいつのほうが贅沢できるの?

新品しか選択肢がないのは価値がわからない人

 

 

 

本書を手に取らせてくれた「ブックデザイン」

 

目次の最後に、小さく本書のデザインに携わった方達の名前が明記されていたので紹介。

この本との縁をつないでくれて、出合わせてくれてありがとうございます。感謝!

 

ブックデザイン:原田恵都子

Harada+Harada

 

撮影:岡戸雅樹

岡戸雅樹 電子書籍作品一覧・試し読み無料|紀伊國屋書店Kionoppy電子書籍ストア電子書籍

 

イラスト:タカハラユウスケ

タカハラユウスケのポートフォリオ YTWORKS.net

 

 

特にブックデザイン。

ミニマリストのやまぐちせいこ氏の本

「服を捨てると幸せが見つかる」

も担当されてたのにはちょっと驚きました。

ミニマリスト系の本も漁るように読んでいるものでして……

 

本書との出合いは、背表紙がきっかけ。

「何気なく棚を物色して、見つけた」

背表紙の偉大さ。

 

 

 

目次だけでも一見の価値あり?

 

実用書・ビジネス書においては

目次、見出し・小見出しが端的に内容を語ってくれているので

ここだけ見ただけでも、自分にはない新しい価値を取り入れることができたりもします。

 

本書を見かけたら、買う気、読む気の有無はさておき、手にとって、ぜひ目次まで見てください!

 

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